〝あなたたちは私を代表しているわけではない。みんな(国家機構から)出て行け!〟


国会議員から東京都知事まで、日本の「政治家」はスキャンダルまみれだ。

日本の代議制はもはや機能していないのではないか、

日本は若者はほんとうに参議院選に参加すべきなのか。


〝代表制と代議政治の諸構造は、21世紀初頭の新自由主義の危機のさなかに何百万のように人びとによって拒絶を宣言されてきた。〟


『2011年の春に広場を占拠したスペインの「憤激する者たち」(インディグナドス)は、その年の秋の総選挙に参加することを拒み、強い批判を浴びせられた。彼らを誹謗した者たちは、彼らのことを無力なアナーキストと呼び、国家の諸制度や選挙政治への参与拒絶する彼らの姿勢をイデオロギー的でヒステリックであると罵倒した。

「憤激する者たちが」が2011年の選挙に参加しなかったのは、ひとつには、社会主義政党が、新自由主義的な政策をいくつも続行し、彼らの政策を裏切ったからだ。けれどもより重要な理由は、いまの「憤激する者たち」には、以前より増して取り組むべきさまざまな闘いがあるということである。

それらのなかでもとりわけ重要なのは、代表制の構造と立憲的秩序そのものを標的とする闘いである。このスペインにおける闘争のルーツは、反ファシズム闘争の伝統にまで遡るものであり、フランコ政権独裁体制が倒壊したあとの、いわゆる民主主義体制への移行について、新たに批判的な光をあてるものだ。

「憤慨する者たち」は、この闘いを構成的なプロセスというよりは、むしろ脱構成的なプロセス、つまり既存の政治構造からの一種の脱出と考えている。しかしまた同時に、この闘いに不可欠なのは、新しい構成的権力のための基盤を準備することなのである。』

『こうした抗議と拒絶をとおして、この危機が経済的・社会的・政治的なものであるばかりか、構成的(=立憲的)なものであるということが即座にあきらかになる。この事実にこそ、ひとつの目新しさがある。』

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