子育て世代の女性が、
自宅で子供と一緒に楽しく働いて
1日5000円程度の報酬が得られる「芸術」とは。
母子世帯の多くは収入が生活保護水準以下のワーキングプア層に分類される。シングルマザーのジョブレスまたは不完全雇用による貧困が一般的である他の先進国と比べると、「働いているのに貧困」というのは日本のシングルマザーにおける特徴である。
子育て世代の女性が、自宅で子供と一緒に楽しく働いて1日5000円程度の報酬が得られる仕事がある。障がい者や高齢者についても同様である。
「手描きPOP」の再興が日本を動かす。
POPとはPoint of Purchaseの略で「買い物をする場所での広告」という意味だ。POP広告の媒体別広告費は日本の総広告費の約3.0%の約2000億円である。
The regionでは、ユニークなハンドメイドのPOP活動が行なわれている。この小さな「芸術」は、ギャラリー作品ではなく、持続可能な「仕事」として、段ボールやリサイクルな端材を使ったショーカードから、ユニークなロボット型の立体POPなどの作品づくりを通して、実践的なアート教育アプローチとしても注目されている。
その「芸術」はイラストレーターやPhotoshop、wordで作ったものはなく「素人」の手描きによるハンドメイドが望ましい。
そもそもなぜ印刷やパソコンPOPよりも手描きPOPの方が効果が高いのかというと、パソコンPOPは企業や店がつくる「販促物」「広告」だと捉えられて、お客にスルーされてしまうからだ。
その点、売場のスタッフが描いたことが伝わるような、個性溢れる手書きPOPは個人的な意見・感想など、「口コミ」として受け入れてもらえる。
制作者の感覚、制作者の言葉、制作者の文字に価値があるのに、いかにも広告なPOP文字を使ってしまったら、口コミ感が失われ非常に勿体無いことである。
企業は地元の行政や障がい者就労支援センターに、高齢者向けにはシルバー人材センターに仕事を発注する。
企業が仕事の発注を行い、地域の消費者はこうした企業の取り組みに共感し、こうした企業の商品を購入を促進する。企業はCSRなどのイメージアップだけではなく、設備投資を省きコストダウンを行い、そして、何よりもこの小さな「芸術」は売り場がアーティスティックなミュージアムに生まれ変わる。
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