〝テロリズム〟との戦いとは、「地域」をHECP(人権環境共同公共体)の〝碁石〟(いし)で囲む〝囲碁戦〟だ。
「ホームグロウン・テロ」、
「プロのテロ組織」と「自国育ちの若者」。
近年発生しているテロの傾向を見ると、アルカイダ及びその配下の組織に特徴づけられるように、テロリストとしての訓練を受け、さらには実戦経験を積んだメンバーがテロを行うとい事例に加え、テロ組織が配信するウェブサイトやSNSの書き込みなどを見て感化した若者たちがテロを行うという、2つのパターンに分類化される。
自国で育った者による「ホームグロウン・テロ」とされていいま、この「自国育ちテロ」が世界的に大きな課題となっています。それはどのようなテロなのか。どう防げばいいのか。
その国で生まれ、その国の国籍を有する若者たちが、何らかのきっかけで過激化し、テロリストになるという「ホームグロウン・テロリスト」は、事前に摘発することは極めて困難であり、各国治安機関の悩みの種となっている。
テロ組織が戦略的に「育成」
テロリストは、移動、資金調達、武器調達などが自由に行えなくなり、自ら先進国に潜入して大規模テロを行うことも難しくなった。そこで考え付いたのが、インターネットの活用であり、誰もが持っている携帯電話を通じたソーシャル・ネットワークによる若者の取り込み(リクルート)である。
テロ組織は、執拗に情報を発信し、読者の心情を巧みにくみ取り、過激思想を植え付けていく。サイトでは、次の段階で身の回りの材料から爆弾を製造する技術も教え込む。昔と違い、テロ組織は最小限の手間と最小限の費用で立派なテロリストを育て上げられるようになったのである。
翻ってわが国の状況を見ると、日々の生活に飽きたらず、刺激を求めて安易に「イスラム国」やヌスラ戦線に参加した若者も複数存在すると指摘されている。“まさか日本人が”という甘い考えは捨てなければならない。
〝クラウド〟という戦場。
「戦争」の芸術と「芸術」の戦争。
世界はテロ問題とどう向き合うのか?
圧倒的な「正義」とは?
オルタナティヴな共同体、〝HECP〟とは?
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