世界を変えるThe regionーリージョン


The regionーリージョン、不思議な力を持つ家と地区。




The regionーリージョンとは


〝The regionーリージョン〟には、HECP「人権」、「環境」、「共同」、「公共」の匂いが発生し、そこでは、高文脈な言葉や規則などは没機能である。この「芳香」こそが、エスタブリッシュやテロなどの外敵から身を守る。国境や地理的概念を超えた「混群」と呼ばれる〝The regionーリージョン〟はさまざまな国よ地域で、パブリックネスでダイバーシティな公共圏を形成する。

〝The regionーリージョン〟は民族や伝統的な地理的な国境を超えて、人権や環境などの共通の感性と理想を持っている人々の間でネットワークを作成する共同体。それがHECP(人権環境共同公共体)である。

〝The regionーリージョン〟は、西側先進国だけの都合のよい国家的枠組みの中に押さえ込もうとするのではない。また、国家に抗する「反国家」の〝共同体〟という意味ではなく、国家や行政区分の概念を超えた、現実態としてそれぞれの地域やそこに住んでいる人々が、住んで生きられる状況をつくっていくオルタナティブの「非国家」としての機能を果たす。それが基本的で一次的な秩序形成だと言える。現代社会はイスラムでもない、アメリカングローバリズムでもない、「世界国家なき世界社会」の普遍性と摂理に基づいた「共同体」の実現が求められているのである。

〝The regionーリージョン〟のキーワードとしては、フリー・オープン・パブリックネスであること、国や行政を通さなくてもできること、コストがかからないこと、一人でもできること、会議や図面を必要としないこと、対立や衝突を生まないこと、地理的概念に関わらず支援やつながりが可能なこと、理念があり誇りや将来に希望が持てること、社会のパラダイムシフトにつながること、 芸術的であること、 そして、リソーシズやマルチチュードが主役であることである。



〝The regionーリージョン〟は、現在、日本全国には700万以上といわれる空き家や廃墟や長屋、文化住宅などのミニマルな〝家〟と過疎や貧困、災害、紛争などの苦難を背負った〝地区〟を核として展開している。廃墟などの老朽化した建築物は、人の不完全さを許容し、欠落を満たしてくれる、精神的な面で都市機能を補完する建築物だ。都市の成熟とともに、人の心が無意識かつ必然的に求めることになった、『魂の安らぎ』の空間なのである。また、地区においても、「限界集落」などの名称は、情報の尻先端を追う学者やマスコミによる造語であり、日本古来の伝統である「侘び寂び」の美意識からすると、「限界集落」はまさに宝の山であるといえる。「侘び寂び」とは、不足の美、不完全の美である。侘(わび)は、貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする美意識を言う。寂(さび)は、時間の経過によって劣化した様子を意味している。

このパブリックネスの〝小さな家〟は、高齢者の〝小さな仕事場〟でもある。現代社会では、一般的に労働の最高状態として「芸術」が認識される場合が多い。日常と非日常の関係においては労働の目的として、「芸術」の存在があるが、本来は「芸術」の目的こそ、労働であるべきでなのである。オルタナティブな高齢社会のモノづくりの概念においては「労働の喜び」が基本にならなければならないのである。

平和や人権・環境など、人と地球と社会の自立と共存をテーマにとした、持続可能な社会=ミニチュア地球都市の再生と構築は、「政治」の領域ではなく、「芸術」の領域なのである。その平和への直接的表現、その表象とは「家」と「地区」と呼ばれる「共同体」であり、これが「ゲマインシャフト」と呼ばれ、地球都市における「基礎自治体」として機能するのである。「共同体」は民族や伝統的な地理的な国境を超えて、共通の感性と理想を持っている人々の間でネットワークを作成するパブリックネスの「共同体」である。それは、従来の〝共同体〟や〝コミューン〟という概念とは違い、背景として国家や資本主義や社会主義などの社会体制は選ばず、非国家の独立した〝層〟における独立した概念。それが〝HECP〟-人権環境共同公共体である。


The regionーリージョンにおける芸術表現は、〝家〟や〝地区〟という空間全体に様々なアートオブジェを置いて、空間を構成し変化・異化させ、空間全体を作品として体験させる〝インスタレーション〟というアプローチであり、




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